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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「ビフォア・ミッドナイト」〜真夜中のその先も〜

映画 は行

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公式サイト:http://beforemidnight-jp.com/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本・キャラクター原案・プロデューサー:リチャード・リンクレイター
脚本:イーサン・ホーク / ジュリー・デルピー
キャラクター原案:キム・クリザン
プロデューサー:クリストス・V・コンスタンタコプーロス / サラ・ウッドハッチ
エグゼクティブ・プロデューサー:ジェイコブ・ペシュニク
編集:サンドラ・エイデア
作曲:グレアム・レイノルズ
(2013年 アメリカ制作 108分)
原題:BEFORE MIDNIGHT

※ネタバレ含みます

【ストーリー】
列車のなかで出会ったアメリカ人のジェシーと、フランス人のセリーヌ
ウィーンの街を歩きながら“夜明け”までの時間を過ごし、
再会を約束して別れた『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(95)。

それから9年後、ジェシーはウィーンでの一夜を小説に綴り、
作家として訪れたパリの書店でセリーヌと再会する。
ふたりが過ごした“夕暮れ”までのわずかな時間を描く
ビフォア・サンセット』(04)。

そしてさらに9年後。美しいギリシャの海辺の街を舞台に、
“真夜中”まで飾らぬ思いを語り合う。
 (公式サイトより転記させていただきました)

ジェシーイーサン・ホーク)とセリーヌジュリー・デルピー)の
出逢いを描いた1作目、二人の再会を描いた2作目、この2作品を見た
人なら、3作目にあたるこの映画は少なからず気になるでしょうね。
私も、前2作品に特に思い入れがあるわけじゃないんですが、
やっぱり気になってしまい足を運びました。

大好きです、この感じ。言葉の応酬。
車の中、食卓、ホテルまでの道すがら、ずっとずっと。
どうってことない会話なのに、生きている〜 というか、
ナマの感覚があるとでも言えば良いのか。そんな感じ。

まるでアドリブのようなセリフも、すべて脚本どおりという事。
主演二人が脚本に関わっているからこそのリアリティなんでしょうか。
出逢ってから18年経った二人の、気安さとか慣れ親しんだ感じも
とても自然です。とはいえ、この長セリフは大変だったでしょうね。

ジェシーのこの服装!(片方のシャツがズポンの外に出てる)
ギリシャの作家に「彼の服装を見て文学者じゃないと思った」
なんて言われてました(笑)

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一方のセリーヌ、すっかりドスコイ体型になってしまってます(笑)
ジュリー・デルピーを美人だと思った事はないけれど、
パリジェンヌらしく、シンプルなファッションでも
こなれて見える、そんな雰囲気を持つ彼女はうらやましい。

無造作に髪をまとめているようでも、お洒落なんだなぁ。
日本人の黒髪でこれ ↑ をやってしまうと、悲しいかな
ただの疲れたオバさんになってしまうのです。トホホ

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 ちょっとくたびれた中年風情が出てきた二人です。
昔のような熱い情熱はなくても、それとは異なる種類の味わいが感じられ、
ジュリーのたれ気味な胸(笑)でさえ、いいやん!と思えるのです。
この感じ、血気盛んな頃に見てもピンとこなかったかもしれません。
なんにせよ人生は続いていくんだし〜という開き直りみたいなものとか、
だからこそ大切にするべき人はこの先も大事にしていきたい、
そういった感覚が呼び起こされました。

夏のギリシャ。海を見下ろす庭や食卓で、人生について、愛について
そこにいる人達は語り合います。

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若いカップルの今時のツールを使った恋や、夫を亡くした老婦人の話。
このロケーションの素晴らしさは、もちろん言う事なし!なんですが、
経済破綻した国なのに、ここは別世界みたい。。。なんて
考えてしまう私は、とことん貧乏性なんでしょうね。

シネ・リーブル梅田 にて鑑賞。