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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

“Sherlock” S3 E3 について ネタバレ込の雑感

“Sherlock”(シャーロック)Series 3 の最終話、
エピソード3についての、現時点での雑感です。

ここから先は既にご覧になった方、
ネタバレOKな方のみお進みくださいね。

(注)ここから先は、粗筋や結末に触れています!

 

 

“Sherlock” Series 3 Episode 3 of 3(シャーロック シリーズ3 エピソード3)
“His Last Vow”

このシリーズの最終話だけあって、1〜2話に比べるとシリアス寄りに。
ジョンとシャーロックの戯れ合いだけじゃものたりない!と思う方にも
見ごたえがあるのではないかと思います。

早くから明かされていたとおり、今回の悪役は
チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン(CAM)もとい
チャールズ・オーガスタス・マグナセンです。

原作「犯人は二人」のCAMは「これ以上けがらわしい男はいない」と
ホームズに表現されますが、今回のマグナセンもネチネチとした
嫌らしさがあって、生理的にかなり嫌なヤツでした。
マグナセン役のLars Mikkelsen(ラース・ミケルセン)は細身の長身、
スッキリと上品な見た目だけに、その所作や行動が下品だと
逆に、こちらの脳裏に残るのかもしれません。

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原作「唇のねじれた男」では、知り合いを迎えに阿片窟へ乗りこんだ
ワトソンが偶然、捜査中のホームズと出逢います。

現代版では、ジャンキーの溜まり場にいたシャーロックを見て彼が
薬漬けでは?と疑うジョンが、その足で聖バーソロミュー病院へ向かいます。
尿検査の結果、モリーに何度も平手打ちされされるシャーロック。
彼女もたくましくなりましたね ♪

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トムとの婚約破棄を見抜かれ、動揺するモリー

その後ベーカー街へと向かったジョンは、シャーロックの
ベッドルームから出てきたジェニーン(Janine)を見て驚きます。
ここらあたりが、今回の笑いのツボでしょうか。

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前回ブライズメイドだったジェニーンと、シャーロック

この後、シャーロックがマグナセンのケースについて力説しても、
全く頭に入らないジョン(笑) 気になるのは彼とジェニーンの関係

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二人のキスに動揺する、というか信じられないジョン

確かに、このシャーロックの行動には裏があるはず。。。と
ジョンでなくても思うのですが、すぐに種明かしが。

原作同様、CAMの使用人である彼女に近づいて情報を得ていたのですね

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上目づかいでジェニーンに婚約指輪を見せる。罪なヤツだぜっ

さて、ジョン&シャロが忍び込んだ時には先客がいて、
その客がCAMを亡き者にしようとしている。ここまでは原作と同じですが、
ここから先は意外な展開でした。

そういえば、メアリーはすぐに暗号を解読したり、結婚パーティで
CAMから祝電がきてたりと、あちこちに伏線は張られていましたが。

撃たれたシャーロックは生死の境を彷徨います。
このマインド・パレスのシークエンスが、すごくかっこよかった!

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シリーズ3は、シャーロックの感情面が重点的に描かれていますが、
このマインドパレスも、彼の過去(幼少期)の心理的な傷が
垣間見えるような映像が含まれていました。

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以前マイクロフトが口にしていた“Red beard”は
シャーロックが小さい頃に飼っていた犬の名前だったよう。

病院に運ばれたシャーロックに、二人の事をゴシップとして
売り(しかもデタラメ)復讐した、と告げるジェニーン。
Janine : “Just once would have been nice”
Sherlock : “I was waiting till we got married” 
この会話からして、二人は結ばれてなかったんですね。
シャワー室でもイチャついてたくせに(笑)

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ジェニーン結構好きだったんだけどな。
最初から友達だったら良い関係だったかも。残念だったね、シャーロック。

この最終話、次シリーズ(S4)での新たな展開を見せて終わる手法ですが、
S1・S2の時のように「あ〜も〜、次どうなるの?気になる!」みたいな
終わり方ではないので、見た後も比較的穏やかな気持ちでいられました。

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ホームズ家のクリスマス 兄はおもいっきり憂鬱(笑)

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兄の登場が多いのが嬉しくて、ついつい写真多めに貼ってしまいます。
もう一人兄弟がいたような発言も、今後気になるところ。


マインド・パレスのようにスタイリッシュな部分と、
ムフフと笑える部分のバランスがとれているのは、
やっぱりこのエピソードでしょうか。
全話見た後に思い返すと、E1〜2はちょっと悪ふざけっぽい部分が
多かったとも思うのですが、あれはあれで好きですね、やっぱり。

実は、S.モファットの脚本、ストーリー展開&ラストへの
持っていき方が、個人的に乗れないと思う事があります。
S1/E1は良いのですが、S2/E1と今回のエピソードは
帳尻合わせのような強引さを、少々感じてしまうのです。

今回のラスト近くも、シャーロックが直接ああいう
行動に出るのは、なんだかなぁ〜と思ってしまいました。
「ブレイキング・バッド」(米AMCのドラマ)のように
暴走しちゃってる主人公ならまだしも、シャーロックですから。

いや、しかし、もしかしてCAMは死んだと見せかけて
実は生きている。。。なんて事ないですよね?!
死んだはずの人が実は生きているというのが、また
あるんじゃないかと疑心暗鬼になってしまいます。

だって、次シリーズはあの人が再登場ですか?! と思わせるラストですから。
もう、何があってもおかしくないでしょ(笑)

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