公式サイト:http://www.saigono-myway.jp/index.html( 音が出ます!)
監督・脚色:フローラン・エミリオ・シリ
脚本・脚色:ジュリアン・ラプノー
製作:シリル・コルボー=ジュスタン、ジャン=バティスト・デュポン
共同製作:クロード・フランソワ・ジュニア、マルク・フランソワ
撮影:ジョヴァンニ・フィオーレ=コルテラッチ
アートディレクション:ドミニク・カララ
衣裳デザイン:ミミ・レンピカ
オリジナル音楽:アレクサンドル・デスプラ
プロダクションデザイン:フィリップ・シーフル
(2012年 フランス製作 149分)
原題:CLOCLO/MY WAY
※ネタバレ含みます。
【この映画について】
フランク・シナトラが歌い有名になった「マイ・ウェイ」、
この曲を作ったのはフランス人歌手・クロード・フランソワだった。
フランスのスーパースターだった彼の、波乱に満ちた生涯が映像化された。
(公式サイトより転記させていただきました)
クロード・フランソワ、愛称“クロクロ”の事は全く知らなかったんですが、
この映画を見ると、当時の大人気ぶりがよくわかります。
(日本では、サエキけんぞうさんがトリビュート・アルバムをつくられているようです)
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演じるジェレミー・レニエが、クロード本人にそっくりで驚きます。
ジェレミーは体作り、ダンス、パーカッションなどなど、役作りにかなり努力したようですが
その成りきりぶりは素晴らしいです!
どうしても、ダルデンヌ兄弟監督作品の印象が強いジェレミーですが、
この映画では、はじけまくってますよー。
「しあわせの雨傘」↓での時に、外見は近いでしょうか。時代もかぶりますし。
なんていうか、“胡散臭い感じ”プンプンなのです(笑)
それと、マネージャーのポール役が「えっ、ブノワ・マジメルだったんですか!」と
後から公式サイトを見て知りました。
というか、未だに同一人物とは思えません。ウィッグ(なのか?)とメイクで
あれほど変わるとは、、、、完全に別人です。
正直、クロード・フランソワの音楽にはあまり興味が持てないのですが、
この時代の勢いとか、大らかさみたいなものには強く惹かれます。
大スターなのにファンとの距離が近かったり、
自分の子供との写真を雑誌に載せたり。←今なら危険が伴うからしませんよね。
アイドル(あの、フランス・ギャル)とつき合ったり、隠し子がいたり。
当時は今みたいに、あくどいパパラッチが氾濫してなかったのか、
そんなにピリピリしてなかったんでしょうか。
ブラック・ミュージックからも大きな影響を受けている様子が見られ、
「モータウンでレコーディングする」なんてセリフもありました。
クロード・フランソワを美化している訳ではないと思わせるストーリで、
彼はなかなかイヤなヤツとして描かれています。
父親とは全く違う道を歩んだ彼が、実は父親と良く似ているというのも面白い。
変に神経質だったり、横暴だったりして。
そんな彼ですが、常に精力的に全力で走るその姿には惹き付けられるのです。
ジェレミー・レニエがジャンプして踊る姿を見ると元気でますよ、ホント。
クロードも凄いけど、ジェレミーも凄いよ。
149分はちょっとだけ長かったけど(好きなタイプの音楽じゃない分)、
見応え十分、面白かったです。
クロード・フランソワの日本公式サイトはこちらです。
http://www.universal-music.co.jp/claude-francois
2月1日って私と同じ誕生日じゃないですか。ちょっと親近感感じます。
梅田ガーデンシネマ にて鑑賞。