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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「レ・ミゼラブル」〜新鮮さはないけど、それなりに〜

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公式サイト:http://www.lesmiserables-movie.jp/音が出ます!

監督:トム・フーパー
原作:ヴィクトル・ユーゴー
原作・作曲・脚本:クロード=ミシェル・シェーンベルク
原作・脚本:アラン・ブーブリル
脚本・作詞:ハーバート・クレッツマー
脚本:ウィリアム・ニコルソン
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード、キャメロン・マッキントッシュ
製作総指揮:ライザ・チェイシン、アンジェラ・モリソン
(2012年 イギリス 158分)
原題:LES MISERABLES

※ネタバレ含みます。

【ストーリー】
ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、パンを盗んだ罪で19年間投獄された男。
仮釈放されたものの生活に行き詰まった彼は、再び盗みを働くが、
その罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れ、身も心も生まれ変わろうと決意。
マドレーヌと名前を変え、市長の地位に上り詰める。
そんなバルジャンを執拗に追いかける警官のジャベール(ラッセル・クロウ)。
そして、不思議な運命の糸で結ばれた薄幸な女性ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)。
彼女から愛娘コゼット(アマンダ・セイフライド)の未来を託されたバルジャンは、
ジャベールの追跡をかわしてパリへ逃亡。コゼットに限りない愛を注ぎ、
父親として美しい娘に育てあげる。そんな中、パリの下町で
革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発し、誰もが激動の波に呑まれていく…
(公式サイトより転記させていただきました)

小学生の時、「ああ無情」というタイトルの子供向けの本を読んだのが、
この物語との出逢いです。今の小学生も読んでいるのかしらん?

バリケードのシーンから、マリユスを背負って下水道を通り彼を救う映像は、
はっきりと覚えているので、過去の映像作品を観ているはずなのですが、
過去に何度も映像化されている作品というのは、それなりの難しさがあると思います。

今作は、小説ではなくミュージカル版「レ・ミゼラブル」の映像化という事ですが、
こういった広く知られたミュージカルが映画として生まれ変わるには、
演者の魅力と、演出が優れているかどうかが最大のポイントと言えるのかもしれません。

で、一番その歌に聞き入ったのは、エポニーヌ役のサマンサ・バークスさんです。
その人の声に魅力があるかどうか、これは人を惹き付けるかどうかの
大きな要因だと思いますが、彼女は声も良いし表現力も優れていたと思います。
同じように、アン・ハサウェイも良かったですね。
人間の感情が爆発した時、こんな風に歌になるのかもしれない、なんて思いました。

逆に、ラッセル・クロウの独唱が二度もあったのですが、
正直なところ、ちょっと退屈してしまいました。
なんだろう。。。声にも魅力がないし、今ひとつでした。

また、最近贔屓にしているエディ・レッドメインは、残念なことに
その声質があまり好みではなかったのです。
イートン校では聖歌隊でソリストをつとめていたという事なので、
確かに上手いんですが。歌って上手いだけではないプラスアルファの魅力が
やっぱり必要なのかもしれないなぁなんて思いました。
むしろ、アンジョルラス役のアーロン・トヴェイトさんの方が
これっちゅうもんを持ってはる感じがしました。この人も魅力的です。

また、カメラワークも、バストアップの多用などで単調に感じました。
もう少し繊細な演出が欲しかったかなぁ。

そんな中、サシャ・バロン・コーエン&ヘレナ・ボナム=カーターのコンビは
楽しかったです。

とはいえ、主人公の魂が浄化されていくようなそんなラストシーンには
やはりホロリときてしまいます。
少なくても、DVDではなく映画館で観るべき映画だと思います。


TOHOシネマズ梅田にて鑑賞。

レ・ミゼラブル [DVD]

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