女優の牧野エミさんが若くして亡くなられました。ご冥福をお祈りします。
つい最近のTwitterを拝見すると、それから間もなく亡くなったとは
信じがたい気がします。こういう時、Twitterって生々しいですね。
11月に入ってから、繁華街などはすっかりクリスマスムードです。
先週梅田スカイビルに行った時には、毎年恒例の世界最大級のクリスマスツリーと
ドイツクリスマスマーケットの準備が進められていました。
新しくなった梅田阪急のウインドウディスプレイもすっかり雪色に。
我が家は屋上階のすぐ下なので、夏は暑くて冬は寒いのです。
特に冬なんかは外より寒いんじゃないかと時々思うほどです。
そんな寒い夜は、抹茶葛湯片手に暖かくして本を読むのが楽しみ。
昨日の夜からこれを読むのに集中しました。
- 作者: デイヴィッド・ゴードン,青木千鶴
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/03/10
- メディア: 新書
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そもそも、なんで図書館でこの本を予約したのかすっかり忘れてしまってたので
全く予備知識なしに読み始めました。ポケミスやからミステリーなんやろうなぁという
当たり前の事位は推測できますが、読後の印象は
“ザ・ミステリー”といった感じではありません。
なんていうかうーん。。。グロい!です。グロテスクすぎて読むにたえず、
正直読み飛ばしたページがあります。(後半の、独白の所)
それから、性的な描写(いかにも男性が書いたという感じの)もかなり多いですし。
エロ・グロが苦手は人は、まず拒否反応が出るかも。
推理小説としてはどうなのかという点でも、
プロットにこれといった新鮮みや面白さは感じられなかったし。
じゃいい所はないのか?というと、そういう訳でもなくて。
主人公がちょっと情けない性格で、マッチョな男じゃない部分に共感できるという事と、
小説を書き続けるということに対する主人公の気持ちを描写する文章ががなかなか面白かった。
この二点に関しては、良かったんじゃないでしょうか。
特に前半、売れない小説家としての主人公の日常や心情、
母親やニューヨーク・クイーンズを描いたどうってことない物語は
なかなか私の好みやったんですけどね。殺人事件が起きた後が今ひとつでした。
なんかね、軽薄な感じがついてまわるというか。
ドンパチと派手な犯罪シーンが多いあたりは、アメリカ的なのかなー。
主人公達の会話には「モース」「リンリー」「フロスト」など
イギリスの刑事ドラマが話題に上るのに、作風は全く違うんですよね。
主人公が書いたくだらない小説が、劇中劇ならぬ作中作として展開される手法は
以前に他の小説でもあった気がしますが、もうちょっとその話自体が面白ければ
効果的だったかもしれないと思います。
そこで、口直しという訳ではないのですが
2003年に7年ぶりに製作された人気シリーズの、このエピソードを再観賞しました。
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2007/03/23
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残念なのは日本語吹き替えというところ。
主人公テニスンは媚びない性格で見ていて気持ちいいものの、敵も作りやすい。
シリーズ最初の頃は、男性社会の中で戦い一人頑張る彼女を応援したくなるような展開でしたが、
ここでのテニスンは早くも引退をほのめかされています。
作品全体に流れる陰鬱な雰囲気、人間関係のいざこざなど、
決して後味が良くてスッキリするドラマではないのですが、
真面目に作ってる感じが、すごく良いんですよね。
ボスニアでの虐殺事件を扱ったこのエピソードは、スケールの大きさを感じさせると同時に、
目を背けたくなるような痛ましさがあります。
重苦しい中に笑いがある、そんなイギリスのドラマが好きなんですが、
この作品に関しては、笑いはなくひたすら暗いです。でもよく出来ています。
この次のエピソード「希望のかけら」がシリーズ最終作となるのですが、
こちらはなんだかテニスン警視がダメダメすぎて見ていてイライラするのとは対照的に、
「姿なき犯人」は彼女の正義感と被害者への追悼の意識が表に現れていて感動的です。
監督は「英国王のスピーチ The King's Speech (2010)」で有名になったトム・フーパー。
彼の最新作「レ・ミゼラブル」がもうすぐ公開されるようです。
最近の私の若手注目株エディ・レッドメインが出演するので、見に行きたい♪
ヘレン・ミレンといえば、比較的最近出演したこの映画は
上映館が少なくて見逃してしまったんですよね。
終着駅 トルストイ最後の旅 コレクターズ・エディション [DVD] (2011/08/24) ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー 他 商品詳細を見る |
クリストファー・プラマーにジェームズ・マカヴォイ、ポール・ジアマッティさんまで
出てるんですから、やっぱり気になります。DVDが909円ってありがたいけど、
こんなに安くて良いんですかと聞いてみたくなるような値段ですね。
けど、これ以上をモノを増やさないように買うのは我慢、ガマン。
さて、「第一容疑者」をアメリカでリメイクしたドラマ「Prime Suspect」は、
人気が出ずに数ヶ月で終了したらしいのですが、
アメリカで製作された現代版シャーロック・ホームズ「Elementary」の評判は
いかがなもんなんでしょうね?!
トレーラーを見ただけでは、ジョニー・リー・ミラーの顔と声と雰囲気が
全くシャーロック・ホームズに見えないんですけど。。。。
なんとなくコメディ色が強い感じなのでしょうか?
機会があれば見てみたいです、先入観なしで。