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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「私が、生きる肌」 〜生理的に受け付けない〜

skin

公式サイト:http://www.theskinilivein-movie.jp/index.html音が出ます!

監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
製作・脚本:アグスティン・アルモドバル
音楽:アルベルト・イグレシアス
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
製作:エステル・ガルシア
編集:ホセ・サルセド
衣装:ジャン=ポール・ゴルチエ
原作:ティエリ・ジョンケ
(2011年 スペイン 120分)
原題:LA PIEL QUE HABITO/THE SKIN I LIVE IN

※ネタバレ含みます。

【ストーリー】
天才的な形成外科医ロベル(アントニオ・バンデラス)は、画期的な人工皮膚の開発に没頭していた。
彼が夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造すること。
あらゆる良心の呵責を失ったロベルは、監禁した“ある人物”を実験台にして開発中の人工皮膚を移植し、
今は亡き妻そっくりの美女(エレナ・アナヤ)を創り上げていくのだった・・・。
(公式サイトより転記させていただきました)

うーん、アルモドバル作品の悪趣味な部分が前面に出てしまった感じ。
個人的には、全く乗れなかったし、面白くなかったですね。

バンデラス主演のアルモドバル作品と言えば「アタメ」(1990)が記憶にあります。
そういえばこれも監禁モノでしたが、シリアスな今作品とは異なり、コミカルで
結構バカバカしくて、クスッと笑える作品でした。それが良かったんですね。

この「アタメ」や「神経衰弱ぎりぎりの女たち」(1988)、「キカ」(1993)など、
特に「キカ」なんかは、ありえへんやろ!と突っ込みいれたくなるような内容でしたが、
どんなに過激でタヴー無視でも、それを許せるようなユーモアがあったと思います。
こうしてみると、アルモドバルって最近コメディを撮ってないんですね。

今作品はグロテスクなだけで、物語の面白さが感じられなかったですね。
マリリアの息子セカの描写も、気持ち悪いことこの上ない。
なんだか、無駄にグロいという気がしました。ここらへんは、人によって感じ方に差がでそうですが。

監禁した人物がいったい誰だったのかという答えが、どうにも突飛すぎる気がして
なんだかスッと入ってこなかったし、主人公役がエレナ・アナヤである必要が全く感じられなかった。
『この愛のために撃て』(フレッド・カヴァイエ監督)の方が、彼女イキイキしてたような気がします。
逆に、マリリヤ役のマリサ・パレデスはやっぱり存在感ありましたねー。

好き・嫌いが分かれそうな映画かもしれません。

TOHOシネマズなんば別館にて鑑賞。