ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

ベニチオ・デル・トロ セレクション 新藤兼人監督作品

“日本映画専門チャンネル”では、新藤兼人監督の最新作「一枚のハガキ」公開記念として、
ベニチオ・デル・トロが選んだ同監督の10作品が放送されています。(2011年8月12日現在)
http://www.nihon-eiga.com/sindou/

それらが一挙に放送される「24時間まるごと新藤兼人」は、8月5日にすでに放送されてしまいましたが、
全作品はそれぞれリピート放送予定がありますので、新藤兼人作品を見る絶好の機会だと思います。
また、デル・トロと監督の対談の模様も番組として放送されていますが、なかなか面白かったですヨ。
デル・トロが身を乗り出して、監督に質問しています。

そもそも、この春にベニチオ・デル・トロの企画で「新藤兼人回顧展」として、
この10作品と「一枚のハガキ」の先行プレミア上映が、ニューヨーク・ブルックリンにて
行われたという事です。

デル・トロが選んだのは以下の10作品ですが、彼は監督の全作品を見た訳ではないと
対談の中で言っていました。

原爆の子/どぶ/第五福竜丸/裸の島/母/鬼婆/
藪の中の黒猫/裸の十九才/竹山ひとり旅/落葉樹

ちなみに、この7月に出た本の中では、監督が自ら選んだ下記10本の作品について語ってはるようです。
愛妻物語/原爆の子/裸の島/人間/鬼婆/裸の十九歳/
ある映画監督の生涯/落葉樹/午後の遺言状/一枚のハガキ

新藤兼人 私の十本新藤兼人 私の十本
(2011/07/20)
立花珠樹

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記憶に新しいところでは、監督作品ではありませんが
新藤兼人原作・脚本・証言の「陸に上った軍艦」も大変面白い映画でした。