7月から日本映画専門チャンネルでは、故原田芳雄さん自薦の作品が放映されています。(12月まで)
昔の記憶以上に、若い頃の芳雄さんはワイルドな色気にあふれてました。
「無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた」の、ボサボサの髪から覗く表情が
どことなくベニチオ・デル・トロを思わせ、味があるんだなぁ〜。
同じ笹沢左保の原作「木枯し紋次郎」に主演の中村敦夫さん(懐かしいなぁ)も
クールな渡世人役でこの映画に出演しています。
また、「野良猫ロック 暴走集団'71」では、なんと衣装がドテラ!
それでもカリスマ性があるんだからやはりタダモノではない。
藤田敏八監督のこのハチャメチャな作品は、どこか脱力系。
芳雄さんなんて、鼻の穴に指つっこんだままセリフ言ってたりするし、
当時の撮影現場の自由な雰囲気が、なんとなく伝わってきます。
ゲスト出演?の堺正章や野村正樹が子供を片手に歌うシーンは、ちょっと笑った。
あのロックバンド、モップス(鈴木ヒロミツ)の登場には驚いたけど、やっぱいいですね♪
今聴いてもカッコイイ。
8月も「赤い鳥逃げた?」や「竜馬暗殺」等の作品がラインナップされていて、楽しみデス。
ちなみに、スカパーを契約している方なら日本映画専門チャンネルは普通にご覧になれると思います。
またテアトル梅田では、原田芳雄さんの追悼上映会が7月30日から8月12日まで開催されています。