メッセージ そして、愛が残る (小学館文庫) (2010/09/07) ギヨーム・ミュッソ 商品詳細を見る |
↑原作は、ギヨーム・ミュッソ(フランス)のベストセラー小説
監督・脚本:ジル・ブルドス
原作:ギヨーム・ミュッソ
脚本:ミシェル・スピノザ
撮影:リー・ピンビン
製作:オリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエ
(2008年 ドイツ/フランス/カナダ)
原題:AFTERWARDS
※ネタバレ含みます。
【ストーリー】
ニューヨークの法律事務所に勤めるネイサン(ロマン・デュリス)は、幼い息子を亡くした
ショックから妻クレア(エヴァンジェリン・リリー)と離婚し、仕事に逃避する日々を送っていた。
そんな彼の前にある日、セントルイス病院の医局長ケイ(ジョン・マルコヴィッチ)が現れ…。
大切な人に今すぐその気持ちを伝えたくなる、そんな映画。
突然ネイサンの前に現れ、怪しい印象を残して消える医師ケイ。
この役がJ.マルコヴィッチにピッタリ! 不気味で浮世離れしてる雰囲気がいいですね〜
いずれにしても、マルコヴィッチから目が離せません。
あの独特のキモさ(悪口じゃないですよ!)と個性を持つR.デュリスですら
彼の前では平凡に見えてしまう。というか、役に埋没してて彼もいい仕事してたという事ですね。
心を閉ざして暮らしているネイサンが、ケイの導きにより過去の友人アンナを訪ねるあたりから
人間らしい感情を徐々に見せ始める。。。。という展開は良かったけど、
何故ケイが自分を訪ねたか、最初にネイサンが気づくのが遅すぎますよね。
前半の展開がドラマチックだったのに比べ、中盤少しだけ中だるみしたかもしれません。
ネイサンの回想シーン、その幻想的な美しさがとても印象的。
リー・ピンビンが映し出す世界に、しばし酔いしれました。
このネイサンとクレアの幼い頃からの関係は、なんか憧れます。
パートナーと幼少時代の思い出を共有してるなんて、素敵ですよね。
「今をキチンと生きぬく」コトについても考えさせられます。
シネ・リーブル梅田にて鑑賞