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監督:ブルース・ベレスフォード
製作:ジェーン・スコット
原作:リー・ツンシン
脚本:ジャン・サーディ
撮影監督:ピーター・ジェームズ
プロダクションデザイン:ハーバート・ピンター
編集:マーク・ワーナー
衣装デザイン:アンナ・ボーゲーシ
音楽:クリストファー・ゴードン
ダンス場面振り付け:グレアム・マーフィー
原題:MAO'S LAST DANCER
※ネタバレ含みます。
【ストーリー】
オーストラリアでベストセラーとなった、リー・ツンシンの自伝を映画化した感動作。
リー(ツァオ・チー)は1961年、中国・山東省で7人兄弟の6番目の息子として誕生する。
彼は11歳で親元を離れ、北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受ける。
やがてたくましい青年に成長したリーは、中国を訪れていたヒューストンのバレエ団の
主任ベン(ブルース・グリーンウッド)の目に留まり、
アメリカでのバレエ研修に参加することになる。(シネマトゥデイより転記させていただきました)
「井戸の中のカエルは、広い世界を夢みる」
いまだに謎の多い国、中国。そこからは、たくさんの優れた芸術家が生まれています。
芸術家が自由な表現を求めるがゆえ、自国から離れるという手段を選ばざるを得なかった時代は
そんなに昔の事ではないですよね。それでも、この物語の撮影が中国でも行われたという事は
時代の変化を感じさせました。毛沢東のことを「ミャア主席」なんて呼んじゃってるのに!
この映画、少々駆け足的にリー・ツンシンの人生をたどっていってる印象は否めません。
欲を言うと、もっと芸術面での掘り下げや人物描写(リーの回りの人達)も欲しかった気がしますが、
そうなるとなかなか2時間という枠では収まりきらないんでしょうね。
英国バーミンガム・バレエ団プリンシパル、ツァオ・チーのバレエ・シーンが美しくてうっとり〜♪
が、文化大革命の犠牲者であるリーの恩師との再会が、個人的にはグッとくるポイントでした。
どちらかというと、この苦難の時代を生き抜いた中国の無名の芸術家達に思いを馳せてしまいます。
バレエシーンは別として、この物語はなんとなく原作の方が映画より感動的な予感がするので
とりあえず、読んでみようかな。
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そうそう、劇中で語られてた「マーロン・ブランドが日本人の農夫役をしていた映画」というのが
気になって調べてみたら、ありました。
「八月十五日夜の茶屋」(The Teahouse of the August Moon)という1956年の映画で、舞台は沖縄。
M.ブランドがウチナンチュという設定みたいなんですが英語しか話してないし、どうみてもアメリカ人やん!
YouTubeにもあがってましたが、この映画一度ちゃんと観てみたい気もします。
http://www.youtube.com/watch?v=lTpICKGgZXI
シネリーブル梅田にて鑑賞