ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

ヴィクトリア女王 世紀の愛

VICTORIA_02

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
製作:マーティン・スコセッシ / グレアム・キング / ティム・ヘディントン / セイラ・ファーガシン
脚本:ジュリアン・フェロウズ
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
音楽:アイラン・エシュケリ
音楽監修:モーリーン・クロウ
衣装:サンディ・パウエル
編集:マット・ガーナー / ジル・ビルコック
(2009年 イギリス/アメリカ)

公式サイト:http://victoria.gaga.ne.jp/

【ストーリー】
7つの海を支配し、イギリスを「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるまでに押し上げた
ヴィクトリア女王エミリー・ブラント)。
黄金期を夫婦で支えた女王とアルバート王子(ルパート・フレンド)だったが、
真のきずなを結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。
王室の権力争いや、マスコミが書きたてるスキャンダルなど幾多の荒波にもまれながら、
ピュアな愛が育っていく。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

みなさーん! TOHOシネマズでは末尾が「1」もしくは「4」の「お年玉付き年賀はがき」持参で、
2月28日(日)まで1000円で映画が見られるキャンペーンやってますYO〜!
http://www.tohotheater.jp/campaign/campaign00000086.html

って今さらですが、この特典もう300円追加したら3D映画も見られるらしいので、
そろそろ「アバター」行くかなぁ、等と考えた私が甘かった。

平日やのにめちゃくちゃ混んでますやん! どうゆう事ですか、この尋常じゃない混み具合は。
インターネットチケット販売“vit”ではこの特典が使えないので、並んで買うしかないのね。。。。
気持ちを切り替え、後回しにしてた“女王”の映画を観に別の映画館へと向かいました。

原題は「THE YOUNG VICTORIA」
タイトル通り、ヴィクトリアの王女時代と若い女王の時代のみが描かれています。
夢物語のような102分ですね。

この映画の見所は、衣装や宝石、家具、調度品、庭や風景等の見事なロケーション映像。
そして、エミリー・ブラントでしょうか。
母親とその愛人に反発してみせたり、振り回されることなく物事の正しい面をとらえるべく
努力しようとするその様子は、若いヴィクトリアはこうだったかもと想像させる品格がありました。
元々彼女が大好きなので、ちょっと贔屓目に見てしまってるのかしらん。

また、劇場に展示してあったこの衣装(黄色いドレス)を見て案外安っぽい感じだったのに、
スクリーンの中では豪華に輝いて見えました! 撮影のマジックなのか、背景との相乗効果か、
着る人のせいか、とにかくその落差にちょっと驚きです。

VICTORIA_01

ヴィクトリアと母の確執、特に母である公爵夫人の心の揺れ動きは現代にも通じるものがあると思います。
その他の人物描写等が浅かったのと、ちょっと話が綺麗すぎるかなぁと少々もの足りなさもありましたが、
イギリス人俳優達が演じるイギリスの歴史物は、やっぱりよいですネ。
今回ルパート・フレンドの見た目が、オーランドブルームとかぶりました。
プライドと偏見」では役のせいでイヤ〜なヤツに見えたのに、今回は上品で誠実そうに見えましたわぁ。

イギリス人にとって古き良き地代の象徴として表現される“ヴィクトリア朝”
文学や芸術の分野で、今も多くの人に愛される偉大な遺産を残したこの時代はここから始まったのかぁと、
あらためて興味を感じています。

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Young VictoriaYoung Victoria
(2009/06/23)
Original Soundtrack

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←う、美しい〜!

 

梅田ガーデンシネマにて鑑賞。