ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

ブラザーサンタ

ブラザーサンタ [DVD]ブラザーサンタ [DVD]
(2009/11/18)
ビンス・ボーンポール・ジアマッティ

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監督:デヴィッド・ドブキン
(2007年 アメリカ)
原題:FRED CLAUS
HPはこちら(音が出ます!)

【ストーリー】
サンタクロースことニコラス(ポール・ジアマッティ)の兄フレッド(ヴィンス・ヴォーン)は、
弟とは大違いのダメ人間。努力はしたもの弟のような善人にはなれず、悪事を働き刑務所に入ってしまう。
兄思いのニコラスは「北極でクリスマス用のおもちゃ作りを手伝うこと」を条件に、
フレッドの保釈金を立て替えるが…。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

好きな俳優の一人にポール・ジアマッティという人がいます。
一番印象的だったのは、マンガ家ハービー・ピーカーの半生の映画化「アメリカン・スプレンダー」の演技。
「サイドウェイ」(2004)は日本でも昨年リメイクされた(なんだかなぁ)ようですし、
シャマラン監督の「レディ・イン・ザ・ウォーター」 (2006) は有名かもしれませんね。
主演以外では、数え切れない程の作品に出演されているようなので、あまり把握できてません。
インテリジェンスはあるのにウツウツとした中年男、そんな役のイメージが強いです。

そのポールがサンタクロース役という映画、WOWOWで録画してたものを今日初めて観ました。
なので、なんだか季節はずれな話題になってしまいましたね。

ポール・ジアマッティ ジアマッティさん、可愛い、可愛いよっ! 

聖なるニコラス、悪意のかけらもない役がこれほどぴったりはまるとは意外やった。
さすが、役にはまるお方ですねぇ〜。子供時代を演じた男の子も雰囲気出て可愛いかった。

で、作品時代はウィル・フェレル主演の「エルフ 〜サンタの国からやってきた〜」に似たタッチ。
バカバカしさいっぱいのコメディです。よりバカさ加減の高い「エルフ〜」の方が私は好きかなぁ。
↓これは、本気でDVD買おうかと悩みましたから(今は思いとどまってます)。

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ウィル・フェレルジェームズ・カーン

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で、今日の本題はジアマッティさんのお兄さん役のこの人。

ヴィンス・ヴオーン ヴィンス・ヴォーンさんです。

この人、ベン・スティラーやウィル・フェレルやオーウェン・ウィルソンがらみの作品でよく見かけます。
「ブラザー〜」の監督の作品「ウエディング・クラッシャーズ」にも出てました。
(「ウエディング〜」はあまり好きな映画じゃないけど。)

ところが「イントゥ・ザ・ワイルド」では超クール!な役で、ちょっと見る目が変わった所だったんですが。
「ブラザーサンタ」では、またしても口のうまいテキトー男の役ですかいっ! 
けど、確かにこの屈折した役もガッチリとはまってます。ほんとに器用な役者さんですね。

機関銃のようにまくしたてる止らない舌の持ち主、包容力を感じさせるタフな男、おバカな身勝手野郎、
軽い身のこなしで女性を魅了するプレイボーイなどなど、様々なキャラクターを演じてはりますが、
時々出てくる「茶目っ気」みたいなモノがこの人の“売り”なんじゃないかなぁと思います。

ヴィンスについてウィキで調べたら、こんな記述がありました。
『2008年に「フォーブス」誌による「コストパフォーマンスの良い俳優」の1位に選ばれた』
あぁ、わかるような気がする。アメリカは俳優の層がとても厚くてバラエティに富んでるなぁと感じます。

こんなバカバカしい映画で、ケヴィン・スペイシー他の豪華キャスト陣というのもすごいし、
有名すぎる兄弟との関係性に悩む人の集まりに、スティーヴン・ボールドウィンや
フランク・スタローンが出てるのも、ビックリ。いかにもアメリカ的で面白いですね。
ロジャー・クリントンも元大統領の本当の兄弟なんでしょうか?
  
それにしても、ヴィンスやウィルは大きいですよね。ウィルは身長190cm以上あるんでは?
あまりのデカさに、笑うよりも先に軽い恐怖を感じてしまう事もしばしば。これは私だけかもしれませんが。
二人ともその大きさゆえ、エルフとの対照的な絵ヅラがマンガ的です。