コーラスライン-ニュー・ブロードウェイ・キャスト・レコーディング/映画「ブロードウェイ(音符記号)ブロードウェイ~コーラスラインにかける夢」サウンドトラック (2008/10/01) サントラ高良結香 商品詳細を見る |
監督: ジェームズ・D・スターン
(2008年 アメリカ)
原題:EVERY LITTLE STEP
【ストーリー】
1975年初演の「コーラスライン」が再演されることとなり、
19人のキャストを求め3千人ものダンサーたちがオーディションに集まった。
ダンサーたちの半生を基に描かれたこのミュージカルに、
誰もが「これはわたしの物語」とキャリアをかけて挑戦。
4か月後の2次選考では演技や歌の審査もさらに激しさを増し、
ついに運命となるキャスト発表の日が訪れる。
(シネマトゥデイより転記させていただきました)
この映画はヨカッタヨ!と万人に勧められると思う。
それってありそうで、なかなかない。
ブロードウェイミュージカルのオーディションを題材にしたミュージカル
「コーラスライン」の再演を前に行われた8か月(!)もの
オーディションに密着したドキュメンタリー。
って、文章にするとややこしくなりますね。( ̄▽ ̄;A
やっぱり真実に優るもの無しって感じでしょうかねぇ。
役を競い合うダンサー達がとても魅力的で、グイグイ引き込まれる。
一次から二次審査、その次と、審査発表時の緊張感も心地よい。
個性あふれるダンサー達の中でもほほえましいのは、クリスティン(音痴な?)役候補の
クリッシー。その明るくキュートなキャラクターは、ボブ・エイヴィアンの言うところの
一目ぼれが容易に理解できる、
ポール役候補ジェイソン・タムのオーディションシーンでは涙が自然とあふれたが、
審査員達の反応を見てまた感動。
キャシー役候補のシャーロット・ダンボワーズも素晴らしいです。
有名なバレエ・ダンサーだった彼女の父ジャック・ダンボワーズも少しだけ出演していて、
バランシンとのエピソードを語る等、親から子へと受け継がれたダンサー魂(?)の様な
ものを感じました。
個人的には、マギー役候補のマーラ・ダヴィの歌「アット・ザ・バレエ」が
もっと聴きたかった!
私自身「コーラスライン」は映画で観ただけだったので、その誕生したいきさつや、
当時のダンサー達の身の上話が録音されたテープの再生等もとても興味深いものでした。
劇場をあとにする人達の顔には「あー、観てよかったなぁ」と言う様な満足げな表情が
見られましたよ(と、勝手な思い込みか?)。
パークスシネマにて鑑賞。