ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

純喫茶磯辺

純喫茶磯辺 (竹書房文庫 よ 1-1)純喫茶磯辺 (竹書房文庫 よ 1-1)
(2008/06/19)
吉田 恵輔

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監督:吉田恵輔
(2008年 日本)

【あらすじ】
8年前に妻が家を出て以来、高校生の一人娘と暮らす水道工員の磯辺裕次郎(宮迫博之)。
父親が急死して多額の遺産を手にした彼は突如喫茶店経営を思いつき、無計画にも
純喫茶磯辺”を開店させる。閑古鳥の鳴くダサい店は、美人の素子(麻生久美子)を
アルバイトに雇ってから一転、クセモノばかりの常連客でにぎわい始める。
(シネマトゥデイより転記させていただきました)

ダメ人間達に囲まれて、仲 里依紗ちゃんが光ってる!

力のはいらない映画が観たい気分で、「純喫茶磯辺」に入ってみました〜。
レトロな喫茶店(例えば京都にある「ソワレ」とか)は好きですが、
この喫茶店の雰囲気はちょっと。。。でも、こういう店って妙に落ち着くんですよねー。
少なくとも、紅茶メニューが全然いけてないシアトル系コーヒーショップ
(アルコールメニューを扱わない点では「純喫茶」に含まれる様な気もしますけど)
なんかよりはずっと好きです。

フツーにいそうな困った人達がいっぱい出て来るんですが、リアルだったのが、
麻生久美子演じる素子(麻生さんうまい!)。妙に人に合わせるんだけど裏があって、
美人なんだけど男の人に軽く扱われる感じ。実際にはこんな人と友達になりたくないけど、
この映画の素子は憎みきれず愛おしさを感じる(※ドラ焼きはちょっと衝撃的だった)。

そして、仲 里依紗がすごくイイ。ほぼ初めて彼女の存在を知ったのですが、
すごくフツーにキラキラッしてる所が魅力的。彼女が出演している作品は今後も
注目していきたいです。

この監督さんの作品は初めて見たんですが、善くも悪くも監督の趣味が出てる様に感じましたね。
でも、キャスティングの良さでフツーに面白いと思います(けっこう笑えた)。
前作もちょっと気になる。

ここんとこ邦画の観賞が続いてるんですが、いいですねー。今の所ハズレはないです。(=^_^=) 
この調子で来週あたりは「西の魔女が死んだ」を観よっかな。

テアトル梅田にて鑑賞。