ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

監督:バーバラ・リーボヴィッツ
(2007年 アメリカ)

世界中のセレブを被写体に活躍を続ける女性写真家アニー・リーボヴィッツに迫る
ドキュメンタリー。輝かしい成功を手にした一流のポートレート・フォトグラファーが、
女性として母として全力で生きる原動力を、セレブへのインタビューや撮影秘話などから
浮き彫りにする。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

なんだかとても惹き付けられ心ゆさぶられる写真、そんな写真展に行った様な気分。
アニー・リーボヴィッツの名前は知らなくても、見た事のある有名な写真の数々。
それらの写真が撮られたいきさつが被写体となった本人たちの口から語られ、
否応無しに興味をそそられる。
とはいっても私個人、アニー・リーボヴィッツその人自身には特に興味は湧かないので、
アニー自身の私生活についてはサラッとしか触れられていない所もまた好感が持てた。

映画「マリー・アントワネット」のプレス写真(?)などは、まるで当時の
絵画を思わえせる様な素晴らしい出来映えでうっとりしましたぁ〜。
それにしてもアニーという人は写真の才能はもちろん、現場の雰囲気を和ませる
能力とパワーに秀でている様で、見ていて気持がいいですね。
どんな仕事でも結局は人との関係性を上手く運べる人間性というのが重要だと思うので、
なんだか学ぶべきものがありました。

梅田ガーデンシネマにて鑑賞。