ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

エリザベス:ゴールデン・エイジ

エリザベス:ゴールデン・エイジ (ソフトバンク文庫 ア 3-1)エリザベス:ゴールデン・エイジ (ソフトバンク文庫 ア 3-1)
(2008/01/17)
ターシャ・アレグザンダー

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監督: シェカール・カプール
(2007年 イギリス/フランス)

【物語のはじまり】
1585年、エリザベス1世ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王として
イギリスを統治していた。だが、欧州全土をカトリックの国にしようと目論む
スペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は彼女の失脚を画策する。
そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が
現れ……。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

前作『エリザベス』からもう10年近くなりますか。
年をとると、月日がたつのは早いですなぁ(とお茶をすする)。

前作を観た時、ケイト・ブランシェットという女優さんに感服した記憶があります。
この人こそエリザベスやろ!って感じでした。もちろん、今回もそうなんですが、
そういうのはもう当たり前な感覚になってる自分がちょっと切なかったですね。
慣れというものは恐ろしい。ケイト・ブランシェットになにか衝撃的なものを感じた
以前とは違ってしまった自分の責任だと思います、ハイ。

それでも、彼女の七変化というか、女王としての心の葛藤もありいろんな面を見せてくれる
その演技が素晴らしい。甲冑(なんか違う?)姿で馬にまたがるエリザベスはかっちょいいよ!
惚れたねぇ。また、カツラを外し素になった時のエリザベスが何故か玉木宏に見えてしまいました。
ほっそりしたちょっと長い鼻と切れ長の目が似てるのかしらん?!
今度「アイム・ノット・ゼア」でディランを演じるケイトをじっくり観察してみたいと
思っています。

いずれにしろ、イギリスの歴史物でその豪華絢爛さにうっとり。
建築物や背景、衣装や小物も素晴らしい。
特に白い花が咲いた様なヘッドドレスがすごく印象的でした。
あんなん、立体的な顔の人種やから似合うんよねー。
昔の文献なんかを参考にされているのでしょうが、
あざやかにそれらを現代に蘇らせている技術と感性がすんばらしいですねぇ。

残念なのは、クライヴ・オーウェン(だったせいもあるかも)演じる
ウォルター・ローリーとの物語があんまり面白くなかったかなぁ。
比べても仕方ないんですけど、前作でのジョセフ・ファインズ(この人
恋におちたシェイクスピア」でも良かった)との関係性が少なからず共感できたんで、
余計にそう感じたのかもしれません。

なんやかんやと、正直今ひとつ盛り上がりに欠ける作品の様にも感じますが、
ケイト・ブランシェットの演じるエリザベスはやっぱりいいですねー。
この役、彼女以上にハマる人は今のところ想像できません。
(ちなみに、エルフ役の彼女を観た時もこれ以上のハマリ役はないのではと
思いましたけど。( ̄▽ ̄;A)
前作にひき続きジェフリー・ラッシュが出てるのも嬉しかった。(=^_^=)

なんばTOHOにて鑑賞。

昨日は映画の前に難波のクレープリー・アルションでランチ。
この季節楽しみにしている 苺畑のモンブランクレープをいただきました。
このクレープ大好きなんです! たまらなく美味しい。ヾ(〃▽〃)ノ
4月までは食べられるみたいなんで、たぶんまた何度か行く事になりそうです。

前作↓

エリザベスエリザベス
(2000/04/05)
ケイト・ブランシェット

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