ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
(2008/01/16)
サントラ

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監督: ティム・バートン
(2007年 アメリカ)

【物語のはじまり】
19世紀のイギリス。無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた
男(ジョニー・デップ)が、名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。
15年ぶりに理髪店を再開した彼は、理髪師スウィーニー・トッドとして
腕を振るい始めるが、彼は目に狂気を宿らせながら、かつて自分を陥れた男への
復しゅうに燃えていた。(シネマトゥデイより転記させていただきました。)

グ、グロすぎる。。。なんとか目を細めて難を逃れましたが、
切り裂きのシーンはちょっとキツかったです。
それでも、オープニングクレジットでのワクワク感はティム・バートン作品らしく、
モノトーンの中での血の赤が印象的。イヤでも気分は盛り上がる。

19世紀のロンドン、おどろおどろしいこの雰囲気にまさにピッタリなのが
ヘレナ・ボナム=カーター! この映画ではj.デップ以上に光ってたのでは?!
決して正当派美女ではない(と私は思う)彼女だけど、「眺めのいい部屋」を観た
その時からその存在感になぜか惹かれてしまう。
(先日DVDで観た「カンバセーションズ 」でも素敵でしたぁ)

そして、j.デップをはじめ出演者の歌がよかったですね。
すごく上手いわけではないけど役の個性が出ててなかなか面白い。
H.B.カーターとj.デップの掛け合いなんかワクワクしたぁ〜。
なんにしろ、このコンビがティム・バートン作品で共演
コープスブライドみたく声だけじゃなく)っていうのが嬉しいよなぁ。
(チャリチョコではほとんどからみなかったし)

そういえば、どよ〜んとした暗い中で若者2人が実に爽やか(トンマやけど)
だったのも印象的でした。
そしてアラン・リックマン達素晴らしいイギリス人俳優達が脇を固めているのも素敵。
(そういう面は「スリーピー・ホロウ」と共通してますね)

色々支障はあったものの、やっぱり劇場で観てよかったと思える作品でした。

蛇足ですが、メジャーな映画館の方がマナーの悪い人の割合いは高いですねー。
映画の最初から最後まで、スナック菓子をバリバリ音をたてて食べてたアナタの事ですヨ!
とはいっても、正直映画に集中しててそんなに気にならなかったのも事実。

TOHOナンバにて鑑賞。