ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

再会の街で

監督:マイク・バインダー
(2007年 アメリカ)
原題:REIGN OVER ME

【物語のはじまり】
ニューヨーク在住の歯科医アラン(ドン・チードル)はある日、
大学時代のルームメート、チャーリー(アダム・サンドラー)を街で見かける。
チャーリーは911の飛行機事故で妻子を亡くして以来、消息不明だったのだ。

心が痛くなる、無意識に何かがこみあげてくる作品。
今年2本目もいい作品だぁー!!!!

オープニング、スクーターで駆け抜けるニューヨークの街が美しい。
今迄全く興味なかったんですけど、機会があれば訪れてみたい街になりました。

前半は、ドン・チードルのいかにも小市民的な普通っぽさと
アダム・サンドラーのエキセントリックな存在感が絶妙なバランスで面白い。
今回モシャモシャヘヤーのA.サンドラーは顔がほどよく隠れボブ・ディラン似の
いつもと違うルックスで、先入観なしの真っ白な気持ちで観られたのも幸いしたかな。
※余談ですが↓B.ディランのアルバムジャケとこの映画のチラシも似てるんです。

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(2004/08/18)
ボブ・ディラン

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愛する人達を突然失うという、想像するだけでもおぞましい絶望感と喪失感。
A.サンドラーからそれらが伝わってきて、息苦しくなる程。

傍役の人達も良かったしぃ。特にドナ・リマーを演じたサフロン・バロウズ
注目しました。最初は変な女〜!って思っていた彼女も心に深い傷を負っていて。。。と、
物語が後半に進むにつれキーパーソンになっていきます。
判事役のドナルド・サザーランドはさすがの存在感でなんか頼もしい。

重いテーマながらも、友情やコミュニケーション等、本来人間が持っている能力によって
希望が見出せる作品です。

懐かしのロックナンバーで音楽的ポイントも高し。
ところで、いままでの八分刈(?)頭のA.サンドラーはいかついルックスで
親近感持てなかったんですよー。今回の髪型はカツラらしいんですが、
かなりイメージ違ってて個人的には好きでした。(=^_^=)

梅田ガーデンシネマにて鑑賞。