ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

フレンチなしあわせのみつけ方




監督 イヴァン・アタル
(2004年/フランス)

【物語のはじまり】
自動車会社に勤めるヴァンサン(イヴァン・アタル)は、
不動産仲介業の妻ガブリエル(シャルロット・ゲンズブール)、
7歳の息子ジョゼフとの3人暮らし。
一見幸せそうに見えるが、実はヴァンサンには秘密が。。。。

「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」(2001年)の方が面白かったかなぁ。

※今回、軽くネタバレ含みます。

浮気男の苦悩なんてしったこっちゃない、というのが私の本音。
そこんとこもコミカルに描いて欲しかったデス。

シャルロットが出来過ぎの妻の役で、けっこうはまってはいましたが、
なぁんか、夫であるイヴァンがシャルロットのイメージアップに
貢献するのに作っちゃいましたって感じがなきにしもあらず。

でも、やっぱりいろんな所が可愛い作品でもあります。
見知らぬ男性との出逢いやたどたどしい会話、
夫婦のウィットに富んだ会話や、郊外の家での詩的なシーン、
もちろんシャルロットのファッションも。
それから、イヴァンとシャルロットの実の子供でもあるという
子役の男の子のメチャ可愛いこと! この手使うってずるいやん!と
思う位チャーミング。

もちろん、j. デップのファンの人にも想像以上に楽しめる作品だと
思いました。なんかね、「妹の恋人」あたりデップを彷佛とさせる
プラトニックなドキドキ感があって、いい感じ。