第七の封印 (2000/06/25) マックス・フォン・シドー 商品詳細を見る |
大阪市西区九条の「シネ・ヌーヴォX」で行われている
「X シネマ・フェスティバル vol2」では、
今年7月30日に89歳で逝去されたイングマール・ベルイマン監督の
以下6作品を上映中です。
「第七の封印」「野いちご」「処女の泉」
「鏡の中にある如く」「沈黙」「仮面/ペルソナ」
ベルイマン作品を初めて観たのは、中之島のSABホール。
「ある結婚の風景」だったと思います。
あの頃は、SABホールをはじめ、大毎地下劇場や大毎文化ホール、
三越劇場等、今は無きこれらの素敵な劇場に通って、
ヴィスコンティやフェリーニ、ゴダール、タルコフスキーや
ミハルコフ、ワイダ等の作品を訳も判らず観てました。
タヴィアーニ兄弟の作品と出逢ったのもSABホールやったなぁ。
懐かしい。セイシュン!ですぅ。
ところで、ベルイマンの上記6作品はいづれも1950〜1960年代のもの。
私は劇場で観たことないので、可能な限り観に行きたいと思っています。
今日は仕事が休みだったのでさっそく「第七の封印」と
「野いちご」を鑑賞しました。
第七の封印
(1956年/スウェーデン)
【物語のはじまり】
10年に及ぶ十字軍での戦いから生還した騎士アントニウスは、
帰途、死神と出会う。彼はチェスの勝負を死神に挑み、
勝てば見逃すという話になったが。。。
「ヨハネ黙示録」の一節からとられたタイトルのこの映画は、
人の生と死や罪と罰等のテーマを私達に問う、
哲学的で幻想的な作品です。
野いちご
(1957年/スウェーデン)
【物語のはじまり】
医師イサクは、名誉博士の授与式に赴く前夜、奇妙な夢を見る。
夢の中で見た棺の中には、自らの死体が。。。。
夢と現実のシーンが交錯するスタイルで話が進んでいく。
「第七の封印」に比べると現実的な話で身近な感じ。
後半のイサクの夢のシーンで心地よい睡魔に襲われました。
2作品共、人間に対する興味をかき立てる作品ですねぇ。
そのシーンの意図するものがよくわからなかったり、
たまに睡魔に襲われるのも事実ですが、
最後迄観ると、面白いと言わざるを得ません。
野いちご (2001/07/25) ヴィクトル・シェストレム、イングリッド・チューリン 他 商品詳細を見る |