ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
監督 ジョン・キャメロン・ミッチェル
(2001年/アメリカ)

【物語のはじまり】
旧東ドイツで男の子として生まれたヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)は、
アメリカに渡りロックバンドを結成するが、かつての恋人トミー(マイケル・ピット)に
裏切られ、オリジナル曲を盗まれてしまう。。。

言わずと知れたオフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルの映画化作品です。
舞台と同じく、監督・脚本・主演もジョン・キャメロン・ミッチェル
作曲はスティーヴン・トラスク。

とにかく音楽が素晴らしい! オープニングから、やられました。
ミュージカルは、音楽の善し悪しで決まってしまうと思うのですが、
この映画に関しては、言う事なし!です。
久しぶりに、ロックに熱くなる気持ちを思い出しました。

ジョン・キャメロン・ミッチェルってすごいですよね〜。
この人見てると、まさに魂の叫びが歌になる! という感じです。
何かを人に伝える表現力があるって、素晴らしい事ですね。
もちろん、スティーヴン・トラスクも音楽で表現してるという意味で、
素晴らしい。

自分に欠けているもの、欠けている何か、自分のカタワレを
探し続けるヘドウィグにはどんなラストが用意されているのか。

※ネタバレ含みますので、ご注意ください。
それは観た人それぞれの解釈だと思いますが、
私には何か救われた気持ちになる嬉しいラストでした。

私もヘドヘッドかぶってノリノリで参加してみたい〜。

ジョン・キャメロン・ミッチェルの最新作「ショートバス」が
 今夏公開される様です。楽しみなような恐いような。。。