監督 ミシェル・ゴンドリー (2004年/アメリカ) |
【物語のはじまり】
ある日、仕事をさぼって海岸に来たジョエル(ジム・キャリー)は
声をかけてきた女性クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と知り合う。
何故かクレメンタインに惹かれていくジョエルだが。。。
ミシェル・ゴンドリー監督の「恋愛睡眠のすすめ」を来週あたり観に行くので、
同監督のこの作品を観てみました。
風変わりなストーリ展開と発想が「マルコヴィッチの穴」の脚本家、
チャーリー・カウフマンらしい作品だなぁと思いました。
最初に「どうなってるんだろう」とグッと惹き付けられる。
キャスティングがいいですよね。
生真面目で融通のきかないジョエルにJ.キャリーはピッタリ。
K.ウィンスレットはエキセントリックで自己中心的なクレメンタイン。
「いつか晴れた日」の奔放な妹役を思い出しました。
キルスティン・ダンストやイライジャ・ウッドも傍役ながら、
ピリリとした存在感を出しています。
でも、クレメンタインにもう少し共感できると楽しめたと思います。
K.ウィンスレットは「ホリデイ」の時みたいに、どんくさい役の方が
だんぜん可愛いですよね。ちょっと太めちゃんなので、自己主張の激しい役柄だと、
憎たらしくなってしまうんです。。。
J.キャリーもほっんとに情けない役がうますぎて、イタイ。可哀想になってくる。
ラブストーリーは感情移入できないと今ひとつな結果となってしまいます。
うまい映画だとは思うのですが。。。