ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

トランスアメリカ

監督 ダンカン・タッカー
(2005年/アメリカ)

昨年、FM802試写で心斎橋そごう劇場にて観させていただきました。

【物語のはじまり】
男性であるが、女性の心を持つブリー(フェリシティ・ハフマン)は、
肉体的にも女性になるため最後の手術を控えていた。
そんなある日、ブリーは驚くような電話を受ける。
ブリーがかつて、男性として一度だけ関係した女性との間に息子がいたのだ。
拘置所に入っている息子を保釈するため、ブリーはニューヨークへ向かう。
自分の正体を明かさないまま、息子を継父の元へ送り届けようとするのだが。。。

デスパレートな妻たち」で有名なフェリシティ・ハフマンが、
冒頭からくすくす笑わせてくれる(フェリシティすごい!)。
性同一性障害をテーマに描いた映画なんですが、深刻さよりも笑いを前に出した感じでしょうか。
同じ性同一性障害を描いていても、昨日の「キンキーブーツ」のように
ガンバレ!といいたくなるような作品とは少し違います。
ゆる〜い感じのロードムービーです。主人公のブリーが出来た人ではなく、
ずるかったり、こっけいだったりして、妙な安心感をかもしだしています。