監督 エリック・ロメール
(1970年/フランス)
【物語のはじまり】
外交官ジェロームは別荘を処分しに訪れた避暑地で、
旧友の女流作家オーロラと偶然再開する。
オーロラが逗留している家には、自分に気があるそぶりの
ローラという若い娘がいる。
結婚を目前に控えたジェロームは、オーロラにそそのかされ
ローラを誘惑してみるが、何の欲望も感じない。
だが彼は、その後現れたローラの異母兄弟、
クレールの膝に魅せられてしまう。
滑稽な主人公の姿をおもしろがって描いていて、
ニンマリ笑ってしまいました。
でも、今の私には少々めんどうな話。
小生意気な娘(そうじゃない女の子なんてほぼ存在しないんですが)
ローラと主人公の意味のない会話・会話・会話
(ほとんどの会話はそうなんですけど)、ちょっとうざいです。
そのローラを演じているのが、同監督作品「恋の秋」で主人公だった
ベアトリス・ロマン。その時は年を重ねた主人公を演じていたので、
かなりギャップがありました〜。年月ってそういうもんなんですね。
久しぶりにエリック・ロメール監督の作品を観たんですが、
「恋愛」に附随する事にそんなに情熱をかたむけなくともいいやん、
(この映画では「恋愛」というよりは「欲望」ですね)とか
思ってしまいました。
それにしても、クレールを演じたローランス・ドゥ・モナガンは
眩しかった!